仮想通貨の1年レンジでの値動きを眺めていて気付きました。ビットコインと同じ動きをしている通貨が2つあること。
一つが今回紹介するLitecoin(LTC)、もう一つがDash(DASH)です。ビットコインとの共通点は、2017年12月までずっと一本調子で上昇が続いているところ。
下の1年レンジのチャートは、順にビットコイン、Litecoin、Dashです。
他の通貨は2017年5月と8月にピークがあり、それをなかなか超えられません。例えば下記はNEM(XEM)。5・8月のピークがそびえています。
さて、Bitcoinと合わせて上り調子のLitecoinですが、これまで興味がなくほとんど知識がなかったので、この機会に調べてみました。
また今後の値動きを予測します。
Litecoinはビットコインの兄弟みたいなもの
ざっくり言うと、Litecoinはビットコインの兄弟です。
基本的な仕組みはビットコインと同じですが、マイニングや取引に労力がかからないようにしてより流通しやすくした、決済用のコインとなります。
仮想通貨の中でも最も初期に開発され、ビットコインの次に歴史が長いものです。
Litecoinの開発者の元Googleのチャーリー・リー氏が述べた「ビットコインが金ならば、Litecoinは銀を目指した」という言葉が、Litecoinを分かりやすく説明しています。
ビットコインに比べ、埋蔵量が多く、採掘難易度が低く、決済スピードが早いが、安全性が低い、という特徴を持っています。
この動画はLitecoinの特徴を紹介していますが、ビットコインの紹介と言われても気付かないかもしれません。それくらいビットコインとLitecoinは似ています。
Litecoinの今後
まず、2017年の値上がりは、まさにビットコインの兄弟分だから、という理由によるものだと考えます。ビットコインが世の中に受け入れられるなら、同じことが簡単にできるLitecoinも普及していく、という期待から上昇したものだと思います。
次に今後について。Litecoin自体が普及していくかを予測するのはとても難しい、というかじぶんには(誰にも?)無理ですが、価格の動きについて、ビットコインと比較して考えてみます。
じぶんは、2018年はLitecoinはビットコインの価格についていけない、つまり相対的に価格は下回る、と思います。理由は2つ。
- Litecoinには分岐(フォーク)の機会がないこと
- Litecoinのライバルが多く生まれること
この二つは関連しています。
分岐は、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)の分岐前にはネガティブに捉えられたものの、実際には資産価値が増えることになったため、最近はポジティブに捉えられています。
そしてビットコインはフォークを数多く控えています。2017年12月時点の噂では、ビットコインシルバー、ビットコインダイヤモンド、スーパービットコン・・・
最近のビットコインの価格上昇の原因の1つは、フォークにより新しい通貨が手に入ることを期待して、とも言われています。
Litecoinにはそのようなフォークの話は出てきません。逆にLitecoinより優秀なビットコインの兄弟コインができるかもしれません。
そう考えると、今後Litecoinがビットコインを上回る価格推移を残すのは厳しいというのがじぶんの予測です。
こちらの記事もおススメ:
仮想通貨にかかる税金をいちばん簡単に解説。確定申告が不要なこともありえます
ビットコインゴールドの付与はいつ?そうしている間にシルバー、ダイヤモンド、そしてスーパーが生まれる?
Litecoin(LTC)がビットコインと同じ動きで上昇。今後の値動きは?
2017/11/26今日の仮想通貨:Bitcoinが100万円を越える
2017/11/24今日の仮想通貨: イーサリアムETHが高騰
2017/11/23今日の仮想通貨: REP(Augur)が爆上げしてうれしいけれど理由が分からない