コインチェック出金再開でも安心できないワケ。2/13の報告に要注意

      2018/03/15


どうも200万円分コインチェックに資産ロックされているレイです。

コインチェックの日本円出金再開の発表を受けて、今日2018年2月10日の仮想通貨市場は、全面的に上昇基調です。主要通貨が軒並み10〜30%の上昇。

 

しかし、私は来週2月13日の、コインチェックによる金融庁への業務改善報告の内容が発表されたら、市場は再び下落するのではと見ています。

なので発表前に持っている通貨を売り抜けたいんですが、コインチェックにロックアップされているのでそれもできません・・・

ちなみに私はコインチェックのファンなので、どうにか復活してもらいたいと思っている人間です。ここまでされていて我ながらマゾだと思いますがw

 

今のコインチェックの状況

今のコインチェックの客観的な状況はこのとおりです。

  • 2/13から日本円の出金に応じる
  • 盗難されたNEMは日本円で返還する。ただし時期は未定なので2/13から引き出せるわけではない。
  • 仮想通貨の売却やウォレットへの送金はできない。再開は未定。
  • ビットコインの板取引の売買はできる

つまり、日本円はもうすぐ通常の状態に戻る、ビットコインの板取引は影響を受けていない。仮想通貨の売買、送金だけが制限されている状態です。

 

裏で何が起きているか推測

ここからは完全に個人的な推測です。

コインチェックでは「仮想通貨の売買」だけできない。なぜか。その理由は2月3日のこの発表から透けて見えると思っています。

2018年1月30日付のリリースでご案内をしております通り、当社では現在、日本円出金に伴う技術的な安全性等について、確認・検証中であり、再開に向けた準備を進めております。外部専門家の協力も得つつ行っている確認・検証を踏まえ、皆様には日本円出金の再開時期をお知らせいたします。

なお、お客様がアカウントに保有している日本円につきましては、金融機関の顧客専用口座に保全されております。また、お客様がアカウントに保有している仮想通貨(BTC/ETH/ETC/LSK/FCT/XMR/REP/XRP/ZEC/LTC/DASH/BCH)につきましても、ホットウォレットから退避し、コールドウォレット等に保管しております。

 

私は次の点を不自然に感じました。

  • 「1月30日付のリリースにあるとおり」と書いているが、1月30日のリリースでは出金検討中の対象を「日本円」に限っていない。
    つまり2月3日のリリースで、出金検討中の通貨から仮想通貨を外して日本円だけにした。
    参考1/30リリース
    『現在のCoincheckサービスにおける「出金」の一時停止につきましては、当社が自主的に行っている措置でございます。また、再開に伴う安全性等が当社にて確認され次第、再開を予定しております。数日中にも見通しをお知らせいたしますため、今暫くお待ちくださいますようお願い申し上げます。』
  • 日本円は金融機関の顧客専用口座に保全されている=会社の現預金とは切り分けて管理されている、と明言しているが、仮想通貨については触れられていない。ホットウォレットからコールドウォレットに移したというのは、単に置き場所を変えただけ。
    それをあたかも日本円と同じような対策を取っていると読めるように記載。

 

以下はこの2点を踏まえた推測です。

  • 顧客から預かった日本円は、そのまま顧客用口座に保管し、会社運用用途には使っていなかった。そのため出金を再開しても問題が起きない。
  • 仮想通貨は顧客の資産と会社の運用資産がごっちゃになっていた。これにより今顧客が持っているはずの(=口座に表示されている)仮想通貨と、実際にコインチェックが保有している仮想通貨に差が出ている。
  • 顧客の出金や送金に応じられるようにするには、これをそろえないといけない。少なくとも足りない通貨を買わないといけない。その原資捻出のため多すぎる通貨は売らないといけないかも。
  • この売買を一気に行うと相場に影響を与えるので、こつこつと少額の売りと買いを続けている。

なので、日本円は出金再開を発表できたが、仮想通貨については出金再開の目処がつかないのでは?

 

なお資産運用がごっちゃになっていたというのは、例をあげると以下のイメージです。

  1. ユーザが1BTCを買おうとして、コインチェックに100万円支払う(相場は1BTC=100万円)。コインチェックはユーザの口座に1BTCと表示する。
  2. コインチェック自身はBTCよりETHが上がると思い、ユーザから受け取った100万円で10ETH買う(相場は1ETH=10万円)
  3. BTCの価格が上がり1BTC=150万円になり、ユーザが売る。ETHの値段は変わっておらず、コインチェックは差分の50万円を捻出して支払う。
    もしくはBTCの価格が下がり1BTC=50万円になり、ユーザが売る。ETHの値段は変わっておらず、コインチェックはETHを売って差分の50万円が利益になる。

 

つまりユーザのお金も使って資産運用していたのではないか。事実の有無は別として、金融庁の立ち入り検査はここらへんもチェックしようとしているんだと思います。

 

今後の見通し

個人的な見通しですが、もしこれが事実で2月13日の金融庁への報告の中で発表されたら、仮想通貨は急落すると思います。
コインチェックが資金捻出のために何かの通貨を売却するはずだし、そもそも取引所への信頼が失われるので。

悲観的すぎるでしょうか。

しかし、個人的に本当に期待するのは、以下のようなハッピーエンドです。これが合わせて2月13日に発表されれば世の中への影響は少ないはず。

  • セキュリティが高い取引所と合流してその象徴としてブランド名を変える。使いやすいUXと扱うアルトコインの豊富さは残す
    ※ただ、アルトコインのうち匿名通貨(Moneroなど)については、コインチェックが仮想通貨取引所として登録できない理由かもしれないので減ると思いますが。

 

まとめ

日本円の出金を発表したものの、仮想通貨の売却・送金については見通しを明らかにしないコインチェック。

その理由として、返却に応じる仮想通貨が手持ちにないのでは、というのが私の推測です。もしこれが事実で2月13日の金融庁報告に含まれれば、仮想通貨の市場全体が急落すると思います。

コインチェックが日本円の出金を発表したことで市場全体が好感して上げていますが、2月13日まではどんな話が出てくるかわからないので、まだまだ気が抜けないと思っています。

 

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