どうも、コインチェックに200万ロックアップされている管理人のねなとうです。
コインチェックが昨日「出金再開の予定につきまして」というリリースで、このような発表を行いました。
現在のCoincheckサービスにおける「出金」の一時停止につきましては、当社が自主的に行っている措置でございます。また、再開に伴う安全性等が当社にて確認され次第、再開を予定しております。数日中にも見通しをお知らせいたしますため、今暫くお待ちくださいますようお願い申し上げます。
これを見て私は、盗まれたNEMを返金するために必要なパートナーと合意に達した、と思いました。
パートナーが現金を提供する代わりに、コインチェックの資産・顧客を受け継ぐと見ています。本命は、他の仮想通貨取引所か、仮想通貨分野に精力的なSBIグループか。
SBIグループ社長によるコインチェック批判
そんな中、SBIグループの北尾社長が2017年度3Qの決算発表で、コインチェックをこき下ろしました。
- コインチェックは本当に初歩的な問題。まったくナンセンス。
- 最も腹が立つのは、システムにお金をかけるべきところを、CMにばかりお金をかけていたこと。こういう輩はカス中のカスだ
- 私には彼らが4百数十億円も返せるとは思えない。そんなにボロ儲けしていたのか。そうであれば、ちゃんと税金は納めていたのか。
- 今どき現金でそれだけの額を払える会社は少ない。金融庁は徹底的に審査しないといけない
Money Plus 「コインチェックはカス」、SBI北尾氏“衝撃発言”の真意
SBIグループは、リップルを使った実証実験を行っていますし、SBI Cryptoがマイニング事業、SBIバーチャルカレンシーズ社が取引所サービスを始めようとしています。
今回のコインチェックへの批判は、仮想通貨を今後の事業の柱にしようとするさなかに、仮想通貨へ信頼失墜を招いたことと、規制強化につながりかねないことを危惧し、飛び出した発言のようです。
「ブロックチェーン自体はまったく問題がない。足元はバブルかもしれないが、実需ができれば価格のボラティリティも下がる。仮想通貨は新しい革命的なアイデアで、世界通貨という側面も持ち合わせている。そういうものを規制で雁字搦めにして潰したくない」
コインチェックの今後の動きを予測
ではコインチェックは、どのように信用を取り戻して、取り付け騒ぎを起こさずに出金を再開できるのか。
①本命:他の仮想通貨取引所のうち、セキュリティが高いといわれるQUOINEX(コインエクスチェンジ)や、ビットポイントなどと合流して信用力を上げる。
超乱暴にいうと、これらの取引所にとっては100万人超のコインチェックユーザを、540億円(NEM返済金)で入手することになります。つまり1ユーザ5万円で手に入れることに。1ユーザがひと月2,000円の収入を生めば2年で回収できます。取引高の1%が収入だとすれば1ユーザ一月20万円の取引ですね。
②大穴:SBIグループが買収し根本的に叩き直す。さすがにないかな。
常識的に考えて、金融庁への経緯・再発防止等の報告より前に出金再開することはないはず。
その期限が2月13日と、まだ14日もあるのですが、コインチェックの「数日中に出金再開の見通しを発表する」というリリースが気になります。
数日中に、提携内容と、金融庁への報告が受理され次第出金を再開する旨、発表するのでしょうか。
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