仮想通貨

セルフGOXなんて関係ない、と思うあなたに読んでもらいたい怖いお話

セルフGOXなんて自分には関係ない、と思っていませんか?

私も先週までそうでした。

「セルフGOX」とは自分のミスで仮想通貨を失ってしまうこと。原因は送金先アドレスを間違えるなど。
語源はビットコインの盗難事件を起こした仮想通貨取引所「マウントゴックス」から。最近でいうと私も被害にあったコインチェックですね。「セルフGOX」が「セルフCC」という言葉に置き換わる日も近いと思ってます。・・・脇道にそれました。

 

私は、自分がセルフGOXするなんてありえない、送金先アドレスの入力間違いなんて間抜けなことするわけないだろう、と思っていました。

しかし、それは突然起こりました。送金先アドレスは間違っていません。最初は理由すらわかりませんでした。
しかしそれは防げる事故でした。ただ1つだけ心がけていれば。

この失敗が何かの役に立てばと思い、恥ずかしながら自分の経験と教訓をシェアさせていただきます。

 

私が起こした事象

私が起こしたのは

「StrongHands(SHND)というコインをMacにインストールしたウォレットから、取引所の口座に送った。しかし口座には届かず、ウォレットからも消えてしまった」

という事象です。見事なセルフGOXです。

送信先アドレスは間違っていませんでした。

 

なぜコインは消えたのか?

なぜSHNDが消えてしまったか?

結論からいうと、このコインがハードフォークしたためです。

私がウォレットで持っていたコインはハードフォーク前のものだったため、取引所の口座に送ったつもりが、新しいコインのブロックチェーン上にはその取引が書き込まれなかった=取引所の口座に反映されなかったものと思われます。

 

どうすれば防げたか

対策① 今すぐやるべきこと

もし、PCやMacでウォレットソフトを使っているなら、今すぐそれが最新バージョンか調べて、最新でなければバージョンアップしてください。

Google先生で「◯◯(仮想通貨名) ウォレット」で探せばダウンロードサイトにたどり着けると思います。
そこに書かれている最新バージョンと、自分のウォレットのバージョンが一致していれば問題なし。

ただし、この対策は今回の問題だけへの対処法で、残念ながら普遍的な対策にはなっていません。

 

対策② 普遍的な対応策

これだけ気を付ければ被害を最小限にできます。

仮想通貨を送金するときには、まず少額をテストとして送り、それが到着したのを確認してから目的の金額を送金する

さらに大事なのは以前に送金に成功したアドレスであっても、毎回上記のテストをする。今回のようにアドレス誤り以外でも行方不明になってしまうためです。

そんなの当たり前じゃん、と思ったあなた、私も最初はそうでした。
ただ、問題なく何度も送金できると、面倒だったり送金手数料がもったいなかったりして、テスト送信を省くようになったりしません?

この送金テストをしていれば、今回の他のどんな理由でセルフGOXが起きたとしても、少額の損失で済みます。
その意味では、少額のテスト送金は最強のセルフGOX対策法です

 

その他こまごまとしたこと

私が今回失った仮想通貨StrongHands(SHND)は、2018年2月にハードフォークしていました。

それに伴い、ウォレット(仮想通貨をローカルに格納しておくためのソフト)がバージョンアップしていました。

仮想通貨 StrongHands 試される握力 【SHND】ー仮想通貨 StrongHands に関する情報発信ブログー

ハードフォーク後はこの新ウォレットを使うことがマストだったようです。

これらはSHNDが行方不明になってから調べて分かりました。
旧ウォレットから送金した私のSHNDはハードフォーク前のものだったため、ハードフォーク後の今の世界のSHNDからは無かったことにされているようです。

 

怪しさの前兆

今思えば、ウォレットをバージョンアップすべきと気付くべきタイミングがありました。

ウォレットのウォレットPoS Minting(マイニングみたいなもの)が調子悪くなったのです。
ウォレットPoSを始めて2週間も経っても「Transaction is too young」つまり「成功にはまだ早い」という状態から先に進まないのです。
「Coin Day」という進行度を表す数字もゼロのまま。
「MintProbability(成功確率)」も「-inf%」(無限大?)となっています。

私は、XPのウォレットPoSで「ウォレットのバージョンが最新でないとウォレットPoSがうまくいかないことがある」ということを知ったのに、今回はそのことを忘れていました・・・

ぐやぢい・・・

 

解決しようと取ってしまった行動

解決しようとして取ったこの行動が致命的でした。2回もミスをしています。

ミス①:
ウォレットPoSがうまくいかないのはコインが2つの塊に分かれているためかな、と思い、ウォレットから出し入れすれば1つのかたまりになって解決するのでは、と予測しました。
※この時点で要因分析が間違っています。しかし情報が少なかったのでしょうがないとも言えます。(自分がウォレットバージョン問題を忘れていたことを棚にあげれば・・・)

ミス②:
何を思ったか、ウォレット内のSHNDの「全額」を、いきなり取引所の口座に送金してしまいました。ウォレットアプリの残高はこのように↓即座にゼロに。
取引所の口座はすぐには反映されませんでしたが、よくあることなので1晩待ちました。届かなかったので、まあ時間がかかるのかと思い3日ほど待ちました。届きませんでした・・・
※少額のテスト送信さえしていれば・・・ これは初歩的ながら本当に痛いミスでした。

 

【効果なし】取り戻そうとしてやったこと

できることは2つでした。

①ウォレットアプリの更新
②送金前のバックアップデータからの復旧

結論から言うと、①と②をどんな順番でやっても、片方だけやっても、解決しませんでした。

冷静に考えると、いくらあいだにハードフォークを挟んでいるとはいえ、送金したコインがバックアップから復旧するなどで戻ってきたら、世の中えらく面倒なことになることは想像がつきます。

 

まとめ

なんだそんなことか、と言われるかもしれませんが、セルフGOXを防ぐには1つ気を付ければいいだけです。というかこれしか方法がありません。

  • 送金前に少額のテスト送金を行うこと。前に成功した送金先でもテスト送金する。

正確にいうとセルフGOXを防げるわけではなく、被害を最小限にする方法、ですね。

仮想通貨を使った様々なサービスが増えていけば、送金時の行方不明の原因も「送金先アドレス誤り」「コインのハードフォーク」以外に増えていくはず。
そんな世の中で、全てのリスクを調べ予防策を取った上で送金する、というのは現実的ではないので、取りうる最善の策は「少額でのテスト送金」です。

 

と、コインチェックでNEMを買ってGOX状態になり(だいぶ戻ってきましたが)、さらに自分のミスでセルフGOXまでしでかした私が言うと、説得力が増すのか減るのか分かりませんが。

また、ネタとして買ってみたStrongHandsですが、まさかこんなセルフGOXネタ&教訓まで提供してくれるとは。ある意味感謝です←と言えるようになった自分は仮想通貨にかなり鍛えられた気がします。

 

※2018年5月2日追記:ストロングハンズのdiscordコミュニティのおかげで、なんと消えたStrongHandsが戻ってきました。
ただこれは今回の事象だから解決しただけであり、上記で書いたテスト送信の重要性は変わりませんのでご注意を!

フォークで消えたストロングハンズが戻ってきた。discordコミュニティに感謝

ねなとう
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