仮想通貨取引のコツ PR

セルフGOXを防ぐために守りたい、たった1つの習慣

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「セルフGOX」とは自分のミスで仮想通貨を失ってしまうこと。原因は送金先アドレスを間違えるなど。
なお、語源はビットコインの盗難事件が起きた取引所「マウントゴックス」から。最近でいうと私も被害にあったコインチェックのような事件ですね。

そんなセルフGOX、自分には関係ない、と思っていませんか?
私も、自分がセルフGOXするなんてありえない、送金先アドレスの入力間違いなんて間抜けなことするわけないだろう、と思っていました。

しかし、それは突然起こりました。送金先アドレスは間違っていません。最初は理由すらわかりませんでした。
しかしそれは防げる事故でした。ただ1つだけ心がけていれば。

この失敗が何かの役に立てばと思い、恥ずかしながら自分の経験と教訓をシェアさせていただきます。

1.私が起こした事象

私が起こしたのは「StrongHands(SHND)というコインをウォレットから取引所に送った。しかし取引所には届かず、ウォレットからも消えてしまった」という事象です。

送信先アドレスは間違っていませんでした。

みごとなセルフGOXです。

2.なぜコインは消えたのか?

なぜコインが消えてしまったのか? 結論からいうと、このコインがハードフォークしたためです。

私がウォレットで持っていたコインはハードフォーク前のものだったため、取引所の口座に送ったつもりが、新しいコインのブロックチェーン上にはその取引が書き込まれなかった、つまり取引所の口座に反映されなかったものと思われます。

3.どうすれば防げたか

一つだけ守ればセルフGOXを防げます。

それは、「仮想通貨を送金するときには、まず少額をテストとして送り、それが到着したのを確認してから目的の金額を送金する」こと。

さらに大事なのは以前に送金に成功したアドレスであっても、毎回上記のテストをする」こと。今回のように、アドレス誤りがなくても行方不明になってしまうことがあるためです。

そんなの当たり前じゃん、と思ったかもしれません。
私も仮想通貨を始めた頃は、送金する際にアドレス間違いが怖くて、毎回テスト送信をしていました。
しかし、一回送金に成功すると、そのアドレスはウォレットや取引所に登録しておけるので間違える恐れはなくなるし、テスト送金にも送金手数料がかかってもったいないので、テスト送信を省くようになっていました。

それが間違いです。セルフGOXの原因はアドレス間違いだけではありません

送金テストをしていれば、どんな理由でセルフGOXが起きかけたとしても、少額の損失で済みます
その意味で、少額のテスト送金が唯一にして最強のセルフGOX対策法です。

終わりに

なんだそんなことか、と言われるかもしれませんが、セルフGOXを防ぐには1つ気を付ければいいだけです。逆に言うとこれしか方法がありません。

  • 送金前に少額のテスト送金を行う。前に成功した送金先でもテスト送金する

正確にいうとセルフGOXを防げるわけではなく、被害を最小限にする方法、ですね。

今後、仮想通貨を使った様々なサービスが増えていけば、セルフGOXの原因も「送金先アドレス誤り」「コインのハードフォーク」以外に増えていくはず。
そんな中で、全てのリスクを調べ予防策を取った上で送金する、というのは現実的ではないので、取りうる最善の策は「少額でのテスト送金」です。

私の苦い経験が、皆さんのお役に立てば幸いです。

※なお、私がセルフGOXしたコインは、手元に戻ってきました。ただこれは私のケースだから解決しただけであり、上記で書いたテスト送信の重要性は変わりません。

フォークで消えたストロングハンズが戻ってきた。discordコミュニティに感謝

こちらの記事もおすすめ
仮想通貨取引のコツ

仮想通貨の資産管理は「クリプトフォリオ(Cryptofolio)」アプリが便利。草コインも幅広く対応

2019-01-05
寝ながら投資
複数の取引所を通じて仮想通貨に投資していると、日本円での時価総額を把握するのが大変になります。 私の場合はこんな取引所で仮想通貨を持っ …