最近よく聞く資産運用のロボアドバイザーって気になるんだけど。
資産をロボットに預けちゃって大丈夫?
失敗して減らしちゃったりしない??
あと、いまいち違いがわからないんだけど、どの会社を選んだらいいの?
ロボアドバイザーは、AIが世界1万種類以上の株・債権・為替・不動産・商品などに分散投資して、リスクを減らしながら、いい感じに運用してくれるんだ。
自分も2つのロボットに預けてるよ。リターンの大きさはちょっと違うね。
この記事を参考にしてね。
2017年10月に、資産運用のロドアドバイザーサービス、「ウェルスナビ(WealthNavi)」と「テオ(THEO)」を使い始めました。
スタートは25万円で月1万円ずつ積み立てています。
ここでは、実際に使ってみて分かったそれぞれのリターンを報告します。
- 1年2か月のリターンはウェルスナビ、テオともマイナス。
ウェルスナビ:▲4.86%、テオ:▲0.18% - 直近の米中貿易摩擦による日米株安の影響をモロに受けた形。
- リスク分散しているとはいえ、株価の影響も大きいことを再確認。
※読むのにかかる時間:約5分
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、積立額・運用期間・スタンスを決めると、世界1万種類以上の株・債権・為替・不動産・商品などに分散投資して、運用してくれるサービス。
しかも、定期的にポートフォリオを見直して、一番いいものに組み替えてくれます。
ひとことで言うと、「完全おまかせで」「自分向けに」資産運用してくれるコンシェルジュサービスです。
これまでは、超富裕層だけに証券会社・銀行が提供していたサービスが、AIの発展により、われわれ一般庶民も受けられるようになったのです!
AIに感謝!
なお、私が考える資産運用ポートフォリオの中で、ロボアドバイザーは、「リスク・リターンは低め」「運用期間は長期」となります。
こつこつ積立てていると、10年・20年後に大きく増えているイメージです。
ただこのサービスが始まってから、10年も経っていないため、誰もそれが正しいか判断できません。
ここで、このように成績を確認しています。
大手サービスは?
ロボアドバイザーというサービスには、ここ1年で様々な業者が参入しました。
いちばん老舗でメジャーなのが、「ウェルスナビ(WealthNavi)」と「テオ(THEO)」という2つのサービスです。
サービス概要はこちらでまとめました。できることにあまり違いはありません。
それぞれの始め方はこちらの記事を参考にしてください。
手数料は、ウェルスナビ、テオともに少し高めの年1%。
はたしてそれだけのリターンはあるのか。
ロボアドバイザーの成績発表
1か月目、2か月目、9か月目、12か月目、1年2か月、1年6ヶ月←NEW!の成績です。
左がウェルスナビ:右がテオです。
1ヶ月目: +2.09%:+2.79%
2ヶ月目: +1.75%:+2.78%
9か月目: +1.80%:+3.55%
12か月目: +3.46%:+2.89%
1年2か月: ▲4.86%:▲0.18%
1年6か月: +1.69%:+2.03% ←NEW!
1年2か月目の2018年11月は、米中の貿易摩擦が表面化し、お互いに関税強化したことにより、グローバル企業のコスト増が懸念され、それまで力強く上がっていた株価が、下落傾向に転じました。
ウェルスナビ、テオともにその影響を強く受けました。
ロボアドバイザーは株式の他に、債券、商品先物、不動産などでリスク分散しています。
ただ私の場合、選んだ投資スタンスがハイリターン狙いだったため、株式のウェイトが高い。
それが今回裏目に出たようですが、今回2019年3月時点では株価がだいぶ回復してきたのでリターンもプラスに転じた模様です。
成績はじわじわとTHEOがWealthNaviを上回ってきています。
まとめ
ロボアドバイザーは、資産運用スタンスと目標期間を伝えてお金を積み立てていくだけで、いい感じにポートフォリオを組んで定期的に見直してくれる、とても賢く、楽なサービスです。
ただロボアドバイザーを動かしているAIといえども、市場の波を必ず乗り越えるとは限らない。
銀行預金とは違い、リスクを負ってリターンを取りに行っている、ということはちゃんと意識したほうがよいです。
ウェルスナビについて詳しくはこちら
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