仮想通貨取引所のCryptoBridge(クリプトブリッジ)は、BitZenyとXPの購入でお世話になりました。
仮想通貨XPの購入方法:CryptoBridge(クリプトブリッジ)取引所での買い方
BitZenyの購入方法:CryptoBridge(クリプトブリッジ)取引所での買い方
BitZeny、XPといったマイナーな通貨をいち早く取り扱い始めるし、サイトを覗くたびに通貨が増えていて、動きのいい取引所だと感じます。
この通り、マイナーなコインも多数扱っています。
また、海外の取引所ですが日本語にも対応。
さらに、セキュリティが高い分散型取引所(DEX:Decentralized EXchange)方式をとっています。
日本語対応していることもあり使い勝手もよく、個人的に非常に気になる取引所です。
そんなクリプトブリッジは、独自コインの発行もしています。名前はBridgeCoin(ブリッジコイン。略称BCO)。
すでに大幅値上がりしてしまっていますが、今後もこの取引所はまだ伸びるはず、と信じて、今回このコインを買うことにしました。
ブリッジコインBCOの過去の値動きはこちらです↓
ただ、実サービスを提供しているとはいえ、草コイン(吹けば飛ぶようなコイン)には違いないので、投資額は控えめに1万円に抑えておきます。
実は、これが後で苦労のもとになりました。
どのコインでブリッジコインを買うか決める
クリプトブリッジ取引所は海外の取引所のため、日本円での購入はできません。そのため、まずビットコインなどを送金して、それを元手に買うことになります。
ブリッジコインは、ビットコイン(BTC)、Litecoin(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、BitZeny(ZNY)、モナコイン(MONA)、の5種類のコインで買うことができます。
今回は手持ちのBTC、LTC、BCHのどれかで買おうと思い、比較検討をしました。
購入コインによる価格の違い
まず、購入するコインによって、日本円にしたときの値段がかなり違うことが分かりました。
2018年1月20日のレートで1 BCOは、
BTCで買うと、860円
LTCで買うと、905円
BCHで買うと、942円
つまり、ビットコインキャッシュだとビットコインで買うより約1割も高い値段で買うことになります。
この差は、流動性の差によるものだと思います。ビットコインキャッシュ建ての取引量はビットコイン建ての100分の1程度です。ビットコインキャッシュ建ての流動性が低いことが、市場評価からの乖離(高くなりすぎ)を引き起こしていると考えます。
送金手数料の違い
購入価格だけ見ると当然ビットコインで買うべき。ただ、もう一つ考慮すべき点があります。
それは送金手数料。手持ちの通貨はコインチェックにあるので、CryptoBridgeに送金しないといけないのです。
コインチェックの場合、送金手数料は送金1回あたり、0.001×各通貨の1単位。2018年1月20日のレートでは、送金1回あたりの手数料は次のとおりです。
BTC: 141万円×0.001=1,410円
LTC: 2.2万円×0.001= 22円
BCH: 21万円×0.001= 210円
送金手数料については、単価の違いから、ビットコインの高さと、ライトコインの安さが際立ちます。
価格と送金手数料を加味して、購入に使うコインを決める
1万円分の仮想通貨(BTC、LTC、BCH)を持っていたとして、買えるブリッジコインBCOは以下の通りとなります。
BTCの場合: 9.99BCO =(10,000ー1,410)÷860
LTCの場合: 11.02BCO =(10,000ー22)÷905
BCHの場合:10.39BCO =(10,000ー210)÷942
つまり、取引所への送金を考えると、今のレートではライトコインで買うのが一番得になります。
価格面では一番有利なビットコインは、送金手数料まで考えると、実は一番損な買い方になってしまいます。ライトコインに比べると1割も割高です。
実は、この送金手数料問題は「1万円分しか」買わないことが原因です。
コインチェックでは、送金額にかかわらず送金手数料が一定のため、送金額が少ないと手数料の影響がモロに出てしまうのです。
加えて、送金手数料は「送りたい通貨の単価×0.001」となっています。よって単価が高い通貨が不利になります。
今、ビットコインの送金にかかる手数料は1,400円ほど(140万円/BTC×0.001)です。
1万円分のビットコイン送金には1.14万円分が必要。
1,400円分のビットコイン送金には、2倍の2,800円分が必要!!
仮想通貨は、デジタル通貨のため送金などの手数料が安くなる、が当初のキャッチフレーズだったのに、注目されるほど、そのメリットが失われていくのは皮肉なものです。
ただこれの問題を乗り越える開発も続けられていくはず。それまでは、自分で知識をつけて対応する姿勢と努力が必要です。
LTCの送金先アドレスをCryptoBridgeで払い出す
ブリッジコインを買う通貨が決まったところで、クリプトブリッジで購入通貨を受け取るためのアドレスを払い出します。
クリプトブリッジのサイトで「入金/出金」タブを選ぶと、下記の画面になるので、①のところで「入金」を選択、②で入金したい通貨(今回はLTC)を選択します。すると、③に送金用アドレスが表示されるのでこれをコピーしておきます。
受取り側の手続きは以上で完了です。
LTCをコインチェックからクリプトブリッジに送る
私の場合はコインチェックにLTCを持っているので、そこから送金しました。
コインチェックのHP⇒「ウォレット」⇒「コインを送る」⇒「Litecoinを送る」を選んだ後、
「送金先リストの編集」で先ほどクリプトブリッジ側で払い出したアドレスを入力して登録します。
あとは送りたい金額を入れて送信し、クリプトブリッジで届くのを待ちます。今回は10分くらいで届きました。早い!
クリプトブリッジでBCOを買う
いよいよクリプトブリッジ取引所で、ブリッジコイン(BCO)を、ライトコイン(LTC)で購入します。
マイナーな取引である、BCO⇔LTCのメニューは最初は表示されません。そのため、取引ページまでたどり着く必要があります。結構苦労して道を見つけました。
トップページでまず「BCO:BTC」を選びます。
次の画面の右側部分で、①「その他」タブを選び、②買いたいペア(今回はBCO:LTC)を選びます。
これで購入したいペア、BCO⇔LTCの購入画面に着きました。あとは、指値でも、成行ライクでも購入が可能です。
ラクなのは、成行ライクに買う方法です。
以下の取引画面で「残高」部分をクリックすると、購入総額である「合計」に勝手に入力されます。次に「現在買値」の部分をクリックすると、今買える買値が自動で「価格」欄に入力され、同時に購入できるコイン数「金額」も自動計算されて入力されます。
あとは「買う」ボタンで購入するのみ。購入結果は「アカウント」タブで確認できます。
まとめ
今回は仮想通貨取引所クリプトブリッジが発行するコイン、ブリッジコイン(BCO)を購入してみました。
昔アメリカでゴールドラッシュが起きた時に儲けたのは、金を掘る人ではなく、そういう人向けにジーンズを作ったり鉄道を作ったりした人でした。
仮想通貨バブルの時に、着実に儲けるのは誰なんだろう、と考え、1つ思いついたのは「取引所」でした。
今回、取引所自身が発行する通貨を初めて買ったわけですが、この先どうなっていくのか楽しみに見守ろうと思います。
そして今回は、テクニカルな面で、少額の送金の際には送金手数料がばかにならないことが分かりました。特にビットコインは、単金が急激に上がったため送金手数料が高額になり、少額の送金には非常に使いづらくなってきました。
もともと「送金にかかるコストが安くて済む」がウリだった仮想通貨なのに、人気が出るほどそのウリが消えていくのは、なんとも皮肉です。
これを解消すべく、ビットコインが進化するのか、Litecoinが頭角を現すのか、それとも新しいコインが現れるのか、見届けたいと思います。
それまでは、自分で知識をつけて対応する姿勢と努力が必要となりそうです。
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