小型スマホ愛好者はここ数年、不遇な日々を過ごしていました。
iOSでは、初代iPhone SEが 5sと同じ4インチというコンパクトサイズだったのに、2代目SEでiPhone 8と同じ4.7インチサイズにアップ。
AndroidではXperia Z3 compactという4.6インチサイズのスマホを最後に、コンパクトスマホというジャンル自体が消滅してしまいました。
ただ私は片手で画面の端から端まで操作したいんです。電車で吊り革つかまってるときは両手使えないし。また、仕事がらiPhoneとAndroid2台持ちが必須なので、とにかくコンパクトなスマホが欲しいんです(←これは切実)
そんなところに飛び込んだ、ビッグなグッドニュース!なんとiPhone12ではminiというラインができるというではないですか。
サイズは今のiPhone SE(7や8と同じ)より小さくなる!
デザインは、初代SEを最後に消えてしまった、サイドが切り立った美しい形!
5Gに対応!
CPUも通常のiPhone12と同じ最新チップ!
これはまさに、自分のためにAppleが作ってくれたケータイだ!(←何様)と思い、2020年11月6日22時の予約を待ちかまえて即座に予約。発売日翌日の11月14日に無事到着しました。
今回は、そんなiPhone12 miniを実際使ってみて、よかったところ、イマイチなところをご紹介します。
iPhone 12 miniのよいところ
- コンパクトで軽いのに画面大きい!
- 本体デザインが美しい!
- 5G対応!
- サクサク動く!
- 夜景の写真がスゴい!
- 安い!
iPhone 12 miniのイマイチなところ
- Touch IDじゃない
- 5Gのミリ派に対応していない
- カメラは12proシリーズに劣る
これはiPhone 12 miniのナイトモードで撮った夜景!
iPhone 12 miniのよかったところ
iPhone 12 miniはコンパクトで軽いのに画面がデカい!
iPhone 12 miniは小さい!何あたり前のこといってるんだ、と思うかもしれませんが、その小さくなり方がすばらしいんです。
現役最小iPhoneであるSE、8より、本体は小さいのに、画面は大きくなったんです!
本体:SEは幅67.3×高さ138.4×厚さ7.3mm
⇒iPhone 12 miniは幅64.2(▲3.1)×高さ131.5(▲6.9)×厚さ7.5(+0.2)mm
画面:SEは4.7インチ
⇒iPhone 12 miniは5.4(+0.7)インチ
これは画面周りのフチを減らしたことによって実現しています。
画面下部のボタンを無くし、上部のカメラ周りのスペースも全て画面エリアに、さらに左右もギリギリまで画面にしています。
左がiPhone SE, 8と同じ大きさの7、右がiPhone 12 miniです。本体は小さいのに、画面がひじょうに大きくなっていることがわかると思います。
そして重量も133gとなり、SE・8に比べ1割(▲15g)もの軽量化を実現しています。
小さく軽くなったのに、画面はより大きく。
小型スマホ愛好者にとって、こんなうれしいことがあろうか、いやない!
iPhone 12 miniは美しい!
iPhone 12シリーズから、本体デザインが変わりました。
側面がiPhone6〜11までの曲面デザインから、 5s時代までの直線的なデザインに戻った形です。
(手前がiPhone 12 mini、奥がiPhone 7)
個人的には 5sの直線的なデザインが、あらゆるスマホの中で、一番シャープでカッコいいと思っていたので、今回のこの変更を知ったときには、小躍り(ってどんな踊りだ?)しました。
Apple製品は、持っているだけで満足感を与えてくれる、美しいデザインの製品が多く、信者と呼ばれる人を生み出していますが、そんなAppleデザインの真骨頂の一つが、このiPhone 12 miniだと思うんです。
毎日肌身離さず持ち歩き、よく触れるスマホが、持っている喜びを感じさせてくれると、幸せな気持ちになります。
幸せな気持ちにさせてくれるスマホ、それがiPhone12シリーズです。
iPhone 12 miniは5G対応!
個人的には今回のiPhoneは5G対応しないのでは、対応しても最高機種だけなのでは、と思っていました。そんな予想を裏切り12miniも5G対応でした。
5Gなんて自分とは関係ないと思っていましたが、ドコモのHPを見ると、なんと来年の春には自宅も5Gエリアになっています。
5Gエリアマップ
がぜんiPhone 12 miniの5G対応のありがたさが増してきました!
iPhone 12 miniはサクサク動く
iPhone 12 miniのチップはAppleの最新の「A14 Bionic」。12、12pro、12pro maxと同じチップです。
今まで使っていたiPhone 7はA10というチップ。正直普通にブラウジングやメールを書くくらいだと違いがわからないんですが、ゲームや動画編集では差が出るはず。
ベンチマークソフトで違いを測ってみました。
やはりiPhone 12 miniは7よりかなり高い数字をはじき出しています。
iPhone 12 miniは夜景写真がすごい!
12 miniは12と同じく広角と超広角の2つのカメラが搭載されています。今使っているiPhone 7はカメラ1つ。
またズーム機能についても12 miniは光学2倍、デジタル5倍ズームを搭載。7は5倍のデジタルズームのみです。
そしてiPhone 7, 8, SEにはない機能がナイトモード。これがすごかった。まあ見てください。
肉眼で見るより明るく、きれいな写真が撮れます。これはすごい!!
iPhone 12 miniは安い!
iPhone 12シリーズで最も低スペックなminiはやはり価格も安くなっています。(すべて税別。Apple公式サイトの価格)
iPhone 12 mini | 74,800円〜 |
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iPhone 12 | 85,800円〜 |
iPhone 12 Pro | 106,800円〜 |
iPhone 12 Pro max | 117,800円〜 |
同じ最新チップ、5G対応という性能を持つ12シリーズの中で一番安い。
コンパクト好きで、カメラ性能にそれほどこだわらないなら、お得な買い物になります。私はまさにそうなのでラッキーでした。
以上i Phone 12 miniのよいところでした。
iPhone 12 miniのイマイチなところ
iPhone 12 miniはTouch IDではない
12シリーズはすべて顔認証のFace ID。iPhone 7, 8, SEで搭載されている指紋認証のTouch IDは消えてしまいました。
コロナでマスクが欠かせない生活になったなか、マスクで認識確率が下がるFace IDしか搭載していないというのは残念。
また、Face IDはTouch IDに比べApple Payの使い勝手で劣ります。
かつて私はFace IDを初めて搭載したiPhone Xを購入したものの、Apple Payが使いにくく、iPhone 7に戻したことがあります。
ウワサでは、Appleは画面の中で指紋認証できるTouch IDを開発しているとのこと。これを早く実現してもらいたいところです。
iPhone 12 miniのカメラはproシリーズに劣る
iPhone 12 miniのカメラは広角・超広角の2つ。Proシリーズに比べ望遠カメラがありません。
またProには暗所での撮影性能を上げるLiDARスキャナが搭載されています。
iPhone 12 mini | ・デュアル12 ・超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角、広角:ƒ/1.6絞り値 ・2倍の光学ズームアウト ・最大5倍のデジタルズーム |
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iPhone 12 Pro | ・Pro 12MPカメラシステム:超広角、広角、望遠 超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角、広角:ƒ/1.6絞り値、望遠:ƒ/2.0絞り値 ・2倍の光学ズームイン、2倍の光学ズームアウト、4倍の光学ズームレンジ ・最大10倍のデジタルズーム ・LiDARスキャナを活用したナイトモードポート |
カメラ性能を求めるなら、素直にProシリーズにしたほうがよさそうです。
iPhone 12 miniは5Gのミリ波に対応していない
5Gはいくつかの電波帯を使います。その中でミリ波とは、エリアはスポット的に狭いが高速度が出る特徴を持ちます。
5Gエリアマップ
iPhoneは日本ではこの5Gミリ波に対応していません。
が、5Gでミリ波が使われるのは当面オリンピック会場など限られたスポットなので、普段つかいで影響を感じることはないと思われます。
まとめ
iPhone 12 miniは、小型軽量なのに画面はこれまでより大きく、最新チップも搭載する、スペックを犠牲にしないiPhone。なのに安い。
Touch IDでないところが残念ですが、その分、画面サイズが拡大しているのでしょうがない。
デザインはiPhone 5S、初代SEと同じ、サイドのエッジが立ったシャープなスタイルで最高!夜景もおそろしくきれいに撮れる!!
というわけで、スタイリッシュな小型5Gスマホという意味では、現在最強の1台。おススメです!