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釣行記:電動リール&自作バッテリーのデビュー戦(2023年8月11日)

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船釣りを始めて1年半、タチウオ釣りを始めたことをきっかけに電動リールを購入し、バッテリーを自作しました。

自分
自分
準備万端!
ヨメ
ヨメ
いいけど船代も結構するよね

電動リールを駆使して大量のタチウオを釣ることで、船代のモトを取ることを誓い、3回目のタチウオ釣りに望みました。

今回はその釣行記です。

こんな事が起きました。

  • 電動リール無事起動
  • ちょこちょこシャクリが有効
  • 疲れたときに電動デッドスローがいい
  • 電動リール最高。半自作バッテリーも問題なし
  • 刺し身・ムニエルと炙り最高

 

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釣り場まで

出船まで

タチウオ釣りは3回目になりますが、これまで同様、川崎「つり幸」さんにお世話になりました。

船に乗ってから出船までは1時間くらいあるのでいつものように朝ごはんとしておにぎりを食べ、今回は初めて持ち込むマイ竿・リール・バッテリーのセッティングを行いました。

電動リールの糸巻きは、最近知った釣り人の聖地「浅草釣具」でお願いしましたが、始めての電動リールということを話すと、こうしておいたら便利ですよ、と言ってラインの先を輪にしてくれ、サルカンを使うといいと教えてくれました。

船に乗ったら、竿にリールを付けてガイドにラインを通しますが、そのときはサルカンを外す。

穂先までラインを通したらラインの先の輪っかを使って再びサルカンを付け、そこにテンビン等の仕掛けをつなぐ

この工夫が便利で、始めての船の上での準備もスムーズに完了。

自作のバッテリーは持ち運びしやすいように弁当袋に入れましたが、コンパクトなので、船べりの餌を置くスペースにぴったり

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始めての電動リールでも、出港までの準備はスムーズに終わりました。

ちなみに浅草釣具では、テンビン釣りの他に、テンヤ釣りにも手を手を出そうかと思ってるんです、と相談したんですが、対応してくれた店長さんは、初心者が両方手を出すのはお勧めしない感じでした。

どっちつかずになってしまうんでしょうか、「まずはテンビン釣りを極めてほしいです」と言われました。

というわけで今回は、これまでの2回と同じくテンビン釣りに専念します。

自分
自分
テンビン釣りを極めたいと思います。

出船から釣り場まで

7時に出船、船長からの案内では1時間ほど走るとのこと。ヒマなので船室に移動しました。

船室には誰もいなくて一人占め状態。

エアコンがあるがリモコンが見当たらず電源をつけられない。とりあえず横になって目をつぶるがどうにも暑い、窓は開かないし、ラッシュガードの上に来ていたTシャツを脱いでも暑くてたまらない。

もう一度、エアコンのリモコンを探して船室を隅から隅まで調べるが見つからない。恨めしい気持ちでエアコンを見ると、電源ボタンらしきものがあるので押してみると、無事動き始めて冷たい空気が出てきます。

「エアコンはリモコンで操作する」という固定観念に自分が縛られてるな〜と思いました。どうでもいいエピソードですみません。

その後は船室でゆっくり眠れました。

自分
自分
釣り場までの行きに船室に入る人は少ない気がしますが、私はその後の釣りに備えて、船室でゆっくりする派です

釣り開始

前半は苦戦

着いたのは観音崎沖でした。

初めてのタチウオ釣りで8匹ほど釣った相性のいい釣り場で、水深も深め、電動リールのデビュー戦にはピッタリの場所です、よかった!

時刻は8時ころ、周りには東京湾のすべての船宿からやってきたと思えるほど、タチウオ釣りの船が集まっています。

30艘はいるでしょうか、横一列に並んでいるので壮観です。

船長からアナウンス「水深50m、底から10mくらい、40〜50mくらいでどうぞ〜」、待ってましたと仕掛けを放り込みます。

自分
自分
よし、行ってこい!タチウオ釣ってリールと竿とバッテリーに魂を入れるんだ!

これまでのタチウオ釣りでは1投目で当たりが来たんですが、あれ、今回はなにか違う?こちら電動リールを構えていつでも釣り上げる気満々ですが反応なし。

しかし隣では、小学校低学年かという男の子が竿受けに付けた竿を上下させるだけでタチウオを掛けています。ほぼ毎投ごとに。

こちらは30分経ってやっと1匹目が釣れました。

隣の子は着々と釣り上げているので、それを真似てゆっくり振り上げてステイ、を繰り返すがなかなか釣れません、というか当たりさえ感じられない。

隣の子は、竿受けに置いているので動きが正確なのか、シャクる周期が違うからなのか、仕掛けや餌の付け方が違うのか、理由か分からないまま、釣果はどんどん差が付いていきます。

自分
自分
せっかく電動リール買ったのに、もしや失敗?

中盤:ちょこちょこシャクリで追い上げ

こちらは大きくゆっくりシャクると当たりも出ないんですが、小さくちょこちょこシャクるとアタリは出ます。がなかなか掛からない

なので、エサをかじった(=あたりが出た)タチウオが、もう一回エサに食いつきやすくするよう、巻上げを小さくしてみました。

シャクっていると、クイクイとタチウオがエサをかじっているあたりがありますが、それには合わせずに、さらに少しずつ(リール1/8回転くらい)シャクり続けるイメージです。

うまくいくとエサを追いかけてきたタチウオがしっかりエサ(+針)に食いつき、重みが竿に伝わるので、竿自体を上に持ち上げる感じでしっかりフッキングさせる。

そうなればこっちのもの、あとは電動リールの巻上げをONにするだけです。

この釣り方がハマり、ガンガン釣れるようになりました。

ここで威力を発揮したのが電動リール。

この日最大の指4本サイズの大物がかかったときは、竿が引き込まれて引き起こせないほどでしたが、慌てずに電動巻取りをONにするとすぐ巻上げが始まり、強い引きを感じながらも、勢いが落ちることは全くなし

魚とのやり取りの主導権を完全にこっちが握っている感じで、ときどき魚が抵抗して引き込まれるのも心地よく感じるほどです。

魚がかかっていないときと同じスピードで、グイグイと巻き上げることができました。

入れれば釣れるという状態が続き、過去最高の10匹を超えて11匹目も釣り上げました。

自分
自分
これはいける!

終盤:電動デッドスロー発動

釣りを始めて3時間、11時頃にはお腹が空いてきたのでお昼タイム。

お弁当とかだと時間がもったいないので、朝と同じくおにぎりですが、食べている間何もしないのももったいないので、タチウオ釣りに有効という電動リール超低速巻き(デッドスロー)を試してみました。

棚の下限50mに落として、巻きスピードを低速(ダイワのシーボーグ200Jの「6」)にして自動巻上げ開始

こんなので釣れたら苦労しないよなと思いながら、竿を股ではさんでおにぎりを食べていたところ、竿がピクピク動き、しばらくすると下にしなる!

おにぎりを腹の上に落としながら、竿を手にして持ち上げるとかかった!お腹のおにぎりを拾って食べながら、そのまま巻上げ速度を最大にして、釣り上げることができました。

自分
自分
電動ダダ巻ってもしかして使える?

その後、12時ころに船は少し移動して走水沖に。

こちらにもタチウオ釣りの船が集結しています。

走水沖では時間帯のせいか、得意のちょこちょこ巻きも、隣の男の子のゆっくりシャクる釣法もなかなかあたりが出ない。

午後1時(残り1時間)となり、アタリもないし疲れてきたので、もう一度、電動リール任せの超デッドスロー釣法を試しました

今度は棚を早く探るために速度をちょっと上げて「7」にしてみましたが、またアタリが来た!ただ、竿はしなるもののそこからアゴにしっかり針をかけるのが難しく、4本中2本を逃してしまいました。

かけるのが自分の課題ですが、動かさないと釣れないタチウオ釣りでは、電動リールのデッドスロー巻きは有効そうです。

自分
自分
疲れてるときとか食事中とかに、電動デッドスロー巻きは有効っぽい!

そうこうしているうちにこの日の釣りは終了、釣果は過去最高の16匹でした。

ここで今回の好調の要因を振り返ると、やはり電動リールの存在が一番の要因だと思われます。

タチウオのテンビン釣りは、タチウオがエサをかじるものの、針がかりまでしないことがよくあり、その時はエサはかじられてボロボロになりますが、それで続けると動きが不自然になるのか、タチウオは食ってきません

つまり当たりがあるごとにエサをチェックして、傷ついていたら取り替えるのが、釣果を伸ばすコツなんですが、手巻きだとこれが億劫なんです。

水深50mから数分かけえっちらおっちら巻き上げるのは意外と重労働で、しかもタチウオが付いていない仕掛けを巻くのは、気分が盛り上がらないもので、暑いときなどは、つい餌の交換をサボるようになるんですが、そうなるとタチウオが釣れないという悪循環にハマります。

つまり急がば回れで、当たりがあるたびにエサを確認するのが、釣果を伸ばすコツなんですが、そのときに絶大な威力を発揮するのが電動リールです。

巻上げ速度が150m/分ということで、50mなら20秒で上げてくれます。

しかも親指一本動かすだけでできるので、餌の交換が全く苦にならず、ひんぱんに新鮮なエサに交換でき、それが釣果につながったんだと思います。

電動リールのメリットは実は、釣れた魚を上げるという派手なタイミングではなく、地味にながらエサを効率的に交換できることにあると実感しました。

いずれにせよ気温35度の酷暑の中でも、楽しみながら過去最高を更新できたのは、電動リールのおかげでした。

自分
自分
記録更新!1匹600円・・・電動リールちゃんと成果出せてよかった・・・

自作バッテリーは問題なし

実釣時間は午前8時から午後2時の6時間。

その間、電動リールとこのバッテリーで、約50mの深さからタチウオを16匹釣り上げ、その数倍の回数エサのチェックのため巻上げを行いました。

つまり6時間の間に最低50回は巻上げをしましたことになりますが、巻上げの力が落ちることは全くありませんでした

また、船の電源だとあるという電圧の不安定さもありません

終わったあとにバッテリーの残量をチェックしてみると、半分残っていました

タチウオの半日〜1日釣りならば充分もちそうです。

自分
自分
電動リールの性能を活かせるバッテリーを安価に調達できてよかった
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料理は炙りとムニエルと刺し身

釣果の16匹は、おいしくいただくためにその日のうちに下処理をすることにしました。

今回は効率化を優先し、自分がハサミを使い頭を落として内蔵を出すことに。

そこからバトンタッチしたヨメさんが身をおろします。

このハサミは切れ味抜群で、指4本サイズのタチウオの背骨も断ち切れます

そのままお腹もチョキチョキ開いて内臓を出して、血合いをかき出します。

自分
自分
ハサミで頭を落として内臓出すのは手軽でかなり楽
ヨメ
ヨメ
タチウオはウロコも血合い骨もないから3枚におろすのが楽ね

この日は刺し身と炙り、ムニエルにしました。

細く切った刺し身(左)と、ハラミの炙り(右)

オリーブオイルで焼いて、バターを絡めたムニエル

バーナーを使ってあぶった炙り。ガリを巻いて甘口醤油とポン酢を混ぜたものにつけて食べると、悶絶ものの旨さです。

この日食べきれない分は、ラップに包みジップロックに入れて冷凍しました。

自分
自分
うまい!!
ヨメ
ヨメ
おいしい!!

まとめ

電動リールと自作のバッテリーの初お目見えでしたが、どちらも問題なく動いてくれました。

釣果も過去最高の16匹と、申し分のない結果でした。料理も刺し身・ムニエル・炙りと楽しめました!

自分
自分
電動リール買ってよかった!という結果になってよかったです!!

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