2023年夏はタチウオ釣りにハマり、4回行き44匹という釣果でした。
が、その副作用として家族から言われたのが
それを受けて新たな釣り物を物色したところ、羽田の「えさ政」さんからフグやカワハギの船が出ているのを発見しました。
カワハギは釣りの師匠から「楽しくておいしい」と勧められている魚ですが、冬に釣れるものと思い込んでました。
実際には夏も大きいサイズが釣れるらしい。
というわけで、今回もいつもの通り、初物の釣りに1人でチャレンジです。しかも今回は初めての船宿です。
結果としては肝入りも含めてカワハギ8匹も釣れ、おまけに想定外のフグも持ち帰れて大満足!となりました
こんな事が起きました。
- カワハギ教室でダイワのフィールドテスター「りょうさん」がレクチャーしてくれる
- 宙釣りは難しい。底に付けると好調。釣果は8匹!
- ショウサイフグも釣れて、船宿で毒のある部位は取り除いてくれる
- カワハギは刺身の肝和え、煮付け、漬け丼が絶品!フグも刺身がうまい!
まずは予約
まずは電話で予約
今回は初めての船宿「えさ政」さんです。
予約の電話では、①釣りもの+午前船/午後船か、②日付・人数、③車で行く場合はそのこと、④竿を借りるときはその旨、を伝えます。
初めての場合はその旨を伝えると、初めて行くときに気をつけるべき注意点を教えてくれます。
あとは集合時間と場所を聞いておく。沖上がりの時間がHPに書いてなければ、それも聞いて、昼ごはんを持参するか決めます。
今回のカワハギ船は午後2時沖あがりとのことで、昼ごはんを準備することにしました。
釣り教室の存在を教えてもらう
最初の電話で竿を借りたいことを伝え忘れて、再度電話しました。
レンタルをお願いして電話を切ったら、すぐ折返しがきました。
「〇〇(←私)さん、レンタルってことは初めてですか?乗合船で予約されてますが、同じ値段で釣り教室が受けられるコースがありますよ」
この気づかいはうれしいですね。ありがたくカワハギ教室付きのコースに変更してもらいました。
出港まで
えさ政さんは羽田空港のすぐそば。東京東部のうちからはかなり近くて便利です。
多摩川沿いの船着き場のそばに数台の車が止められるようですが、朝6時に行ったらそこはもういっぱいでしたが大丈夫。近くの駐車場まで案内してくれます。
そこからマイクロバスに乗せてもらって船着き場に戻ると、河原に建った小屋で、支払い、ライフジャケット・竿の受け取り、エサと氷を受け取って船に移動します。
今回は釣り教室付きのコースなので、船でダイワのフィールドテスター「林良一さん(りょうさん)」のカワハギ釣り教室がありました。
カワハギの習性を踏まえた釣り方のレクチャーで、初めての身にはとても助かりました。
レクチャーを受けてから、出船までいつものように朝ごはんを食べて待ちます。
出船から釣り場まで
7時に出港、釣り場は千葉の富岡沖と聞いていたので1時間くらいかかるはず。
普段なら船室に入って寝るところですが、今日はりょうさんが回ってきて餌の付け方をレクチャーしてくれました。
- 針の通し方は、水管・大きいベロ・小さいベロ・黒いワタの順に小さくまとまるように
- 最初は時間がかかってもいいのでていねいに。
- 餌を付けるときは重りを片手に持つ(重りが落ちて針が暴れることのないように)
これもまたありがたや〜
といってるうちに釣り場に着きました。この日は竹岡沖までは行かずに、富津の先にある第二海堡のすぐそばの岩場で釣るようです。
海堡は明治時代に首都防衛のために作られた人工島です。これまで横須賀沖まで行く船の中から眺めたことがありますが、こんな近くに近寄るのは初めてです。
太陽光パネルが設置されているのが見えました。
Google Mapで「通常に比べて混んでいます」となっているのは、我々が船で近付いてるからですね(笑)
国交省のHPに付近の海底の測量図がありました。
今回カワハギ釣りをしたのは、①この図の上部の黄土色になっている浅いエリア、②島と少し上にある堤防の間の狭い水路、③島の右側でまだ深くなっていないところ、の3か所でした。
釣り開始
前半は苦戦。やはりプロはすごい!
ついに初めてのカワハギ釣りということで、はやる心をおさえつつ第一投!
習った通り、底についたら1mほど持ち上げて、竿をブルブル振り、エサを揺らしてカワハギにアピール。反応がなければゆっくり落として底につけ、また1m持ち上げてブルブル振るを繰り返します。
宙釣りという基本の釣り方ですが、明確なあたりが分からず難しい!
そんな中、プロのりょうさんが「隣いいですか?」と回ってきてくれる。もちろんお願いします!と歓迎して、しばらく釣り方を見ていると・・・
- アンダースローでちょっと投げる
- 重りを底につけたまま竿を振ってエサを動かす
- ときどき少しずつ手前に動かす
でまたたくまに3枚釣ってくれました、すごい!
真似てみますが、投げて糸が斜めになると、その場でエサを振るのが難しい!
もちろん下手なのもありますが、りょうさんが使っていた中通しオモリを自分は使っていないこともあるのか、エサを揺らすために竿を動かすと、手前にズルズル動いてきてしまいます。
そうなると当たっているのかどうか分からず、上げたらカサゴがついていたなんてこともありました。
ちょい投げも宙釣りも諦めて、底をとんとんしているうちに釣れました。
カサゴなど他の根魚とは全く違う、強い引きでこれは楽しい!
カワハギ釣りにハマる人が多い理由が分かりました。
底をトントンする釣法はアタリが取りやすく、カサゴやトラギスに混じって、ときどきワッペンサイズのカワハギが釣れるようになりました。
後半は大型も
最後の2時間は海堡の裏から出て、潮の流れのあるところでの釣りとなりました。
糸は横に流されますが気にせず底に着いたところでトントンしていると、アタリがあります。
ほとんどがカサゴですが、ときどき異様に強い引きのときがあり、そんなときはカワハギがかかってます。
いいサイズが釣れました。
また、底を小突いていると、よくフグもかかります。
船の方に「このフグ食べられないですよね?」と聞くと「戻って下処理するので大丈夫ですよ」とのこと、それはうれしい。というわけで、大きいフグは取っておくことにします。
ときにはフグとカワハギの2本掛けなんてことも。
最後には、おそらく肝でお腹の張った、立派なカワハギも釣れました。
結果、釣果は大きめの3匹を含めて計8匹。初めてのカワハギでこれだけの釣果は大満足です。
またショウサイフグ4匹は船宿で皮と内臓を取ってもらい、3枚におろすだけという状態で持ち帰りです。
やっぱりうまいカワハギ!
カワハギ釣りのもう一つの楽しみは料理。
今回は大きい1匹は煮付けに、それ以外は刺し身にしました。
大きい個体はしっかり肝も入ってましたので肝あえに使います!
作った料理はこちら!釣りから帰って4時間かけて料理したので、途中で力尽きてしまい、見栄えは突っ込まないでください・・・
手前から時計回りに
- カワハギの煮付け
- カワハギの刺し身
- ショウサイフグの塩昆布あえ
- ショウサイフグの刺し身
そして真ん中にあるのがカワハギの肝です。
どれもうまかった〜
当日食べきれなかった刺し身は翌日、酒・みりん・醤油+ごま油少々で漬けにして、丼にしてみました。
これがまたとんでもなくうまかった。最高でした。
まとめ
初めてのカワハギ釣りながら8匹という釣果に大満足。外道のショウサイフグもうまくて更に満足です。