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発売と同時にiPhone Xに飛びつきましたが、4か月使い込んだ結果、元々使っていたiPhone 7に戻しました。
4カ月使って分かったPhone XとiPhone 7, 8の違いをご紹介します。
結論からいうと、この2つは、以下のような人に向いています。
■iPhone 8, iPhone 7が向く人
- Apple Payを使っている
- 仕事の休憩時間にiPhoneをいじってしまうくらいスマホ中毒である
- 仕事などでAndroidやガラケーとの2台持ちが必要
■iPhone Xが向く人
- 動画をよく見る
- CPUパワーが必要な作業をする(ゲームなど)
詳しく見ていきます。
ちなみに、私のように買ってから間違えた!と思った場合は、オークションで売却という方法があります。
iPhone 8, iPhone 7のメリット
iPhone 8, 7が向いている方の理由は以下の通りです。
- Apple Payを使っている
⇒Apple Payの支払いはiPhone Xの顔認証よりiPhone 8の指紋認証の方がはるかにスムーズ - 仕事の休憩時間にiPhoneをいじってしまうくらいスマホ中毒である
⇒顔認証より指紋認証の方がずっとスムーズなので、ロック解除が素早くすみ、ストレスが少なくてすむ - 仕事などでAndroidやガラケーとの2台持ちが必要
⇒軽くてコンパクト
それぞれを見ていきます。
Apple Payが使いやすい
私は非接触決済のiDで、Apple Payをよく使っています。
顔認証のiPhone Xではだいぶ使い勝手が変わってしまいました。
- iPhone 7, 8(指紋認証):
①ホームボタンに指を置きながら、レジの読取り機にiPhoneをかざす(Touch IDで認証)
⇒1ステップで支払い完了。 - iPhone X (顔認証):
①電源ボタンをダブルクリック
②内側カメラに視線を向ける(Face IDで認証)
③レジの読取り機にiPhoneをかざす
⇒3ステップで支払い完了
1ステップが3ステップに増加。なんでこうなってしまったんでしょうか・・・
さらに、上記の手順を踏まないで、事前に認証せずに読取り機にかざすとこうなってしまいます。
つまり間違って先に読取り機にかざしてしまうと、4ステップになってしまいます。
①かざす⇒②電源ボタンをダブルクリック⇒③顔を向けて認証⇒④もう一回かざして支払い
せめて、
①かざす⇒②内側カメラに視線を向ける(Face IDで認証)
であればTouch IDとあまり変わらなかったのに、なんでこうなってしまったのか。
米国では非接触決済があまり使われていないため?
指紋認証のiPhone 7,8はホームボタンを押しながらかざすだけで支払いができるので、Apple Payを使うなら圧倒的に便利です。
ロック解除がスムーズ
iPhone 7, 8は指紋認証(Touch ID)ですが、iPhone Xは顔認証(Face ID)を採用しました。
Face IDはTouch IDに比べてセキュリティが上がったといわれています。
ただ、この認証方法の変更により、ロック解除のスムーズさが失われてしまいました。
ロック状態の解除の手順は以下の通りです。
- iPhone 7, 8(指紋認証):
①ホームボタンを押す(Touch IDで認証)
⇒1ステップでロック解除 - iPhone X (顔認証):
①持ち上げる、もしくは画面のどこかに触って内側カメラを有効にする
②内側カメラに視線を向ける(Face IDで認証)
③画面下部から上にスワイプする
⇒3ステップでロック解除
iPhone Xでは2段階増えてしまいました。
とくに「②Face IDで認証」がシビアな点と「③下からスワイプ」がストレスを生みます。
Face IDで認証がシビアすぎる
Face IDで認証されないことがよくあります。
たとえば下記の通り。指紋認証では起きない問題のため、ストレスが溜まります。
- 距離が離れている
- 画面に対し顔が斜め
- 暗い(電気を消して布団の中にいるときなど)
- 寝起き(顔がむくんでる?横向きだから?)
下からスワイプって必要?
最後に、画面を下から上にスワイプする必要があります。
これはなぜ必要だったのか?
たまたま視線が合ってしまったときに意図せずロック解除されてしまうことを防ぐためだと思いますが、それなら設定で「◯秒視線が合ったら」というメニューを設ければ解決します。
さらに困るのは、この「下からスワイプ」ができなくなることがあることです。
単なるバグだと思うのですが、下からスワイプしても少ししか持ち上がらず、解除できなくなることがあります。
そうなると電源オフ⇒再起動しかありません。
早くOSアップデートで解消することを祈ります。
それに対し、指紋認証のiPhone 7,8はホームボタンを押すだけでロック解除できるので圧倒的に便利です。
コンパクトさ
iPhone XはiPhone 7,8に比べて、だいぶ大きくて重くなってしまいました。
- iPhone 7, 8:13.8×6.7×0.7cm、138g(iPhone7) 148g(iPhone8)
- iPhone X:14.4×7.1×0.8cm、174g
iPhone Xを持った後にiPhone 7,8を触ると、笑ってしまうほどに「軽っ!薄っ!」と感じます。
Androidやガラケーと2台持ちしないといけない場合は、iPhone7,8が向いています。
iPhone Xのメリット
次にiPhone Xが向いている方の理由は以下の通りです。
- 動画をよく見る
⇒画面が圧倒的に大きく、画質も良い - CPUパワーが必要な作業をする(ゲームなど)
⇒CPUパワーが圧倒的に強い
それぞれを見ていきます。
動画の見やすさ
iPhone XはiPhone 7,8に比べて、圧倒的に画面が大きく画質もきれいです。
iPhone 7,8 | iPhone X |
4.7インチ | 5.8インチ |
1,334 x 750 ピクセル | 2,436 x 1,125 ピクセル |
326ppi | 458ppi |
1,400:1 コントラスト比 | 1,000,000:1 コントラスト比 |
というわけで、特に動画を見るならiPhone Xが最適です。
CPUパワーがすごい
iPhone X,8 はiPhone 7より新しいチップを使っています。
iPhone 7 :A10 Fusion
iPhone X,8:A11 Bionicチップ
実際に自分もベンチマークアプリで計ってみましたが、かなりの差が出ました。
【iPhone 7】
【iPhone X】
CPU負荷の高いゲームなどにはiPhone Xの方が有利です。
まとめ
iPhone XとiPhone 8, 7のどちらがいいかは、Apple Payを使うか、よくスマホをいじるか、軽さを求めるか、で決まります。
こんな方は迷わず8か7を使いましょう、安いし。
わたしは3点とも当てはまるので、iPhone Xから7に戻しました。
- Apple Payを使っている
- 仕事の休憩時間にiPhoneをいじってしまうくらいスマホ中毒である
- 仕事などでAndroidやガラケーとの2台持ちが必要
こちらを重視するならiPhone Xです。
- 動画をよく見る
- CPUパワーが必要な作業をする(ゲームなど)
おまけ
iPhoneの使いみちで、わたしが最近はまっているのは民放ポータルの「TVer(ティーバー)」でドラマを見ること。TVerなら見逃したTV番組を1週間見ることができます。
さらにiPhoneとFire TVを組み合わせるとTVerの動画をテレビに写すことができるので、わたしは土日に一週間のドラマをまとめて、テレビの大画面で見ています。
Fire TV Stickは本当におすすめ。もし使ってみようか迷っていたらぜひ。
大げさではなく、生活が豊かになります。
私は買うまで半年くらい迷いましたが、もっと早く買っておけばよかった。
今までの人生で買ったモノの中で、一番といえるくらい良かった買い物です!