2018年7月16日未明、ついにストロングハンズ(StrongHands、SHND)からストロングハンズマスターノード(StrongMasternode、SHMN)への交換(スワップ)が始まりました。
もとは5月31日に予定されていたので、1か月半遅れです。
今回はその概要と方法をご紹介します。
ストロングハンズマスターノードの概要
ストロングハンズマスターノード(SHMN)という暗号通貨は、ストロングハンズ(SHND)というコインから派生するコインです。
SHMNの概要は以下の通り
- SHMNはSHNDから交換(スワップ)することができる。レートは500万SHND⇒1SHMNなので、交換により枚数は大幅に減る。
例えば1億SHNDを交換すると20SHMNになる。
今のレートだと1SHMN=250円。 - SHMNをSHNDに交換することはできない。つまり交換は一方的でSHNDが減る方向
- SHMNが生まれた後もSHNDは残り共存していく
- SHND⇒SHMNの交換は2018年7月16日から4週間限定!←今回発表になりました
ストロングハンズマスターノードの詳細については下記の記事で解説しています。
ストロングハンズSHNDはストロングハンズマスターノードSHMNに進化する!
SHND⇒SHMNのスワップの方法
いよいよ始まったスワップの方法です。
ステップは次の4段階です。
①SHMNウォレットをPCにインストール。shmn.confに文字列を追記
②ウォレットでSHMN受取り用アドレス払い出し
③スワップサイトで②の受取り用アドレスを入力して「SHND振込アドレス」を入手
④SHNDを③のSHND振込アドレスに送金
以下、具体的な手順です。
なおMacでの方法です。
手順①SHMNウォレットをPCにインストール。shmn.confに文字列を追記
StrongHands公式サイトから、ストロングハンズマスターノードのウォレット最新版をダウンロードします。
テストスワップでインストール済みの人も、上書きアップデートが必要です。
StrongHands公式サイト
にアクセスします。
ページの半ばに下のようなウォレットダウンロードボタンがあるので、自分のOSにあったウォレットをダウンロードします。
テストスワップでウォレットをインストール済みだとこのような表示が出ますが、「置き換える」で進むとインストールが完了します。
次にステーキングを可能にするために「shmn.conf」ファイルに1行追加します。
※「shmn.conf」ファイルは隠しフォルダにあります。隠しフォルダの表示方法はこのページの真ん中あたりを参照ください。
shmn.confファイルをテキストエディタで開き以下を追記します。
staking=1
ちなみに元のファイルには何も書かれていなかったので、下の画面のように、この追加した1行だけのファイルになりました。
これで手順①の「SHMNウォレットをPCにインストール。shmn.confに文字列を追記」が完了です。
手順②ウォレットで「SHMN受取り用アドレス」を払い出し
SHMNウォレットで、SHMN受取り用のアドレスを払い出します。
まずは「shmn-Qt.app」という名前のウォレットアプリを起動。
もし下の画面のようなエラーが出たら、画面左上のリンゴマーク→「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」の「一般」タブで「このまま開く」ボタンを押せば起動できます。
ウォレットを起動したら上部の「Receive」タブを押し、「Label」にわかりやすい名前をつけ、「Request Payment」をクリックします。
すると、QRコードが載った画面が表示されるので、下部の「Copy Address」をクリック。
これで手順②の「ウォレットでSHMN受取り用アドレス払い出し」は完了です。
手順③スワップサイトで「SHMN受取り用アドレス」を入力して「SHND振込アドレス」を入手
もう一度SHNDサイトに戻り、スワップ申込みページに移動します。
ページの半ばの、ウォレットボタンの下のグレーのボタンから進みます。
下の画面のようなスワップ申し込みサイトに遷移します。
①の部分には、先ほどSHMNのウォレットでコピーした、SHMN受取り用アドレスをペースト
②の部分は、任意ですがDiscordのユーザネームを記入します。
スワップ紹介ページに「推奨」と書かれていたので、もしDiscordを使っていたら記入しておいたほうがいいでしょう。トラブル時のサポートなどで使われると思われます。使われることがありませんように。
③の「Start Conversion!」を最後にクリック!
これでSHNDを送り込むためのアドレスが払い出されます。
アドレスの右側に「Copy SHND Address」ボタンがあるので、それを押して振込み用アドレスをコピー!
これで手順③の「スワップサイトで手順②の受取り用アドレスを入力して「SHND振込アドレス」を入手」は完了です。
手順④SHNDを「SHND振込アドレス」に送金
今度は「SHND」ウォレットを起動して、先ほど入手したSHND振込アドレスにSHNDを送ります。取引所に預けている場合は、そこから送信することになります。
SHNDをウォレットで持っている場合、「Send Coins」タブで、「Pay to」に先ほどのSHND振込アドレスをペーストして、送りたい金額を入力して送金します。
これで手順④「SHNDをSHND振込アドレスに送金」が完了!
以上で ストロングハンズをストロングハンズマスターノードに交換するための手続きがすべて終わりました。
交換にかかる時間
交換にかかる時間(500万SHNDをSHNDウォレットから送信して、1SHMNをSHMNウォレットで受け取るまで)は、45分でした。
SHNDウォレット。15:32に送信。
SHMNウォレット。16:15に受信
意外と早いですね!
まとめ
ストロングハンズ からストロングハンズマスターノードへの交換(スワップ)は結構手間がかかります。
セルフGOX(送金誤りなどで暗号通貨が行方不明になってしまうこと)を起こしたら、誰に相談しても解決できず泣くに泣けないので、1ステップずつていねいに行っていきましょう。
あとは
①SHND、SHMNのホワイトペーパーがどのようなものか
②SHMNがどこの取引所に上場するか
③SHMNのマスターノードはいつから建てられるのか
を楽しみに待ちたいと思います。
なお、スワップに限らずストロングハンズで何か困ったことやわからないことが出てきたら、Discord日本コミュニティで気軽に質問してみましょう。
親切なメンバーが解決策などを教えてくれるはず。
この記事がお役に立てば幸いです。