仮想通貨をロボットが自動売買してくれるサービス「QUOREA(クオレア)」。
私も1年前くらいまで使っていましたが、当時は売りロボットがまだ少なくうまく乗りこなせなかったのと、株式市場の方が好調だったことから、その後しばらくお休みしていました。
しかし、2020年になりコロナショックで株式市場が暴落したのと、IPOも軒並み取りやめになっているので、仮想通貨市場がどうなっているか見てみると、昔と変わらず1日で10%上下したり活発な値動きしていることが分かりました。
これで仮想通貨取引の再開を決断。次に考えたのは短期でいくか長期保有前提か。
私は、長期の資産形成で「投資信託の積立て」、ロボアドバイザー「THEO」「WealthNavi」を使っています。
仮想通貨は歴史が短いこともあり、この先長期的に伸びていくか正直わたしには分かりません。このチャートは2014年からのチャートですが2017年に急騰し、その後急落・急騰を繰り返して横ばい傾向という動きが見てとれます。
長期的な見通しが難しいということで、仮想通貨は短期取引で細かくリターンを上げることを目指すことにしました。
とはいえ、サラリーマンの自分にはチャートに張り付いて売り買いするヒマはない
ということでクオレアの登場です。
クオレアのサービスの特徴
クオレアは一言でいうと、ビットコイン取引をAIに丸投げできるサービス。特徴は以下の3つです。
- 仮想通貨取引をロボットに任せて放置可能
- ロボットが数多くあり自分のスタンスにあったものを選ぶことができる
- 高い利益を上げているユーザが使っているロボットが公開されているので真似することで高リターンが期待できる
クオレアって安全?
仮想通貨を取引するときは安全性が気になります。
私はコインチェック取引所のNEM盗難事件に巻き込まれて、200万円分の仮想通貨を引き出せずに値下がりするのを眺めるしかなくなったり、自分が使っていたZaif取引所のビットコイン盗難事件にリアルタイムで遭遇したりしているので、安全性についてはひと一番敏感で、かつ経験もあると思っています。
そんな私は、クオレアについては安全性の心配は持っていません。なぜならクオレア自体は仮想通貨を持たないから。
クオレアの仕組みは以下のとおりです。
- ユーザはbitflyerなどの取引所にお金・仮想通貨を預ける
- クオレアは我々に変わってbitflyerに売買の指示を出す
というわけでクオレア自身に仮想通貨を預けるわけではないので、盗難等の心配がないわけです。なお、クオレアは取引所に出金指示を出すこともできません。
とはいえ、取引所自体がハックされ仮想通貨が盗まれるリスクはあります。これはクオレアの問題ではなく、仮想通貨自体に手を出すときに受け入れるべきリスクとなります。仮想通貨取引のリスクの分散についてはこちらの記事を参考にしてください。
クオレアはもうかるの?
やはり一番気になるのは、クオレアを使うともうかるのか。
私が2018年に使っていたころは、月によって±0%、+4%、▲3%、▲5%、▲2%で負け越しでした。当時はクオレアが始まったばかりで、空売りから入る「売り」ロボットがまだなかった頃です。また、他のユーザがどんなロボットに乗ってどれくらいの利益を上げているか、まだ分からない時代でしたり
2年ほど経った今はどうなのか。
今はクオレアの中で成績上位のユーザが紹介されています。1位のユーザは1か月でなんと+192%の利益を上げている(資産が約3倍に!)そうです。
みんながこんなに利益を上げているわけではないでしょうが、心強いのは、この成績上位のユーザが使っているロボットを見ることができること。もうかってるロボットポートフォリオをパクれるわけです。
実際の成績はこれから身銭を切って確かめていきます。
クオレアってどうやって始めるの?
クオレアを始めるには4ステップ必要です。
- クオレアでアカウントを作成する
- 取引所(bitFlyerかLiquid)とAPI連携の手続きをする
- クオレア利用料支払いのクレジットカードを設定する
- ロボットを選んで自動売買をオンにする
クオレアのアカウント作成はカンタン。API連携は少しややこしいですが、クオレアのサイトに画面付きで説明があります。
また、初期費用や固定費はないものの、取引ごとに手数料がかかるのでクレジットカードの登録が必要となります。
ロボットを選ぶ方法は、①自分で選ぶ、②AI診断を受けて自分に合ったロボットを教えてもらう、③成績のいいユーザーのロボットを参考にして選ぶ方法があります。楽しいのは①なんですが、前回ちょっと痛い目を見ているのと、成績上位者のリターンがすごすぎるので、今回は③のコバンザメ戦法で行くことにしました。(前回使っていたときにはなかった機能なのでありがたい)
たとえばこれ↓が成績トップの方が使っているロボットのため、これを真似してみます。
なお、ロボットはクオレアのユーザが作っています。自分が作ったロボットが多く使われると、作成者に報酬が入るため、よりよいロボットを作る競争が起きているわけです。
慣れてきたら自分で作るのもいいかもしれません。ただ私も以前作ってみましたが、作ること自体は簡単ですが、勝てるロボットにするのはかなり難しいです。
クオレアを利用するときの注意点は?
手数料に注意。手数料は取引額の最大0.05%。低く見えますが例えば1日1回取引すると1か月で30回。0.05%×30回=1.5%ということなので、取引頻度を高くする場合は注意が必要です。
またクオレアの問題ではなく、仮想通貨自体の問題ですが、成熟した市場ではないため値動きが激しい、という問題があります。ビットコインの価格は今は100万円程度ですが、2015年にはたった2万円、今の50分の一だったわけです。将来的な有益性の期待からこれだけ価格が上がったわけですが、仮想通貨には法定通貨のような国家の保証や、金などのような現物価値があるわけではありません。
極端な話、この先ビットコインを代替するような技術・サービスが出てきたらビットコインの価値が元に戻る、いや、ゼロになることもありえます。
というわけで、仮想通貨を資産運用の1つの手段とするなら、ゼロ円になっても惜しくないくらいの金額に抑えておくべきです。私は余裕資金の最大10%までとしています。
まとめ
「QUOREA(クオレア)」は仮想通貨の取引をまるっと任せられる自動取引サービス。
取引を任せるロボットはクオレアのユーザが使っており、多くのユーザに使われると製作者に還元があるので、いいロボットを作る競争が起きている。
リターンは2020年5月時点で、最も高かった人は1か月で192%の利益!そしてその人が使っているロボットを見ることができるので、そのまま同じ設定にすることも可能。
なお、クオレアは無料登録でもロボットの売買アドバイスを見ることができるので、とりあえず登録してみるのもアリかと思います。
リターンはこのサイトで随時報告していきます!