マネックス証券で、持っている投資信託の一部を売ろうとしたら、残額が計算よりもだいぶ減っちゃったんだけど!
せっかくコツコツ貯めたのに消えちゃったの!?
どうしたらいい!?
まあ落ち着いて。無くなったわけじゃないよ。
売却が完了するまでは、残高の表示が少なめに表示されるんだ。
注文どおりの金額で売却できれば、だいたい計算通りの残額になるよー
※この記事を読むのにかかる時間:約2分
マネックス証券で、投資信託を一部売ろうとして驚きました。
残高がちょうど10万円になるように売り注文を出したつもりが、残額が9万1千円と表示されたのです。
あわてて注文を取り消して、マネックス証券に問い合わせたところ、すぐに回答がきました。
結論は「問題なし」。
注文を出してから実際に売却されるまでは、念のためをみて、低い金額が表示されるとのこと。
マネックス証券で投資信託を一部売ると、残額が予定した金額より下になる。
これは売却が完了するまでは、残額を低めに表示しているため。
注文どおりの金額で売れれば、だいたい計算通りの残額になる。
投資信託を一部売却したときに起きること
この記事を見ているということは、同じことが起きているんだと思います。
こんな現象ですよね。
↑投資信託を25万6,600円持っています。
10万円分だけ残して、それ以上の15万6,600円分を売ろうと思います。
右端の「解約」ボタンから進みます。
一部解約の金額入力枠に「15万6,600円」を入力します。
これで残額はぴったり10万円になるはず。
なのに残額が9万1,762円!
残っているはずの10万円より、▲8,238円も減っちゃってる!
と焦りますが大丈夫。
売却が終わるとだいたい10万円になります。
残額が低く表示される理由
このように残額が低くなる理由は、「投資信託の値段が下がったときに備え、いまの単価より低い額で計算した口数を売却対象にしているから」です。
マネックス証券の説明によると
「金額指定」にて投資信託を売却する場合は、指定された金額を直近の基準価額の95%相当で割った口数を「概算売却口数」として拘束します。
つまり、投資信託の価格が下がっても大丈夫なように、売る予定の口数をちょっと多めに計算するよ。
そうすると、残る口数もちょっと減るから、その分、最初に計算した残額より下がるよ。
ということのようです。
具体的に計算すると
・直近の基準価額の95%=16,387円×95%=15,567円
・概算売却口数=注文金額156,600円÷上記の15,567円×10,000口=100,597口
・売却後想定残高=元々の保有口数156,588ー概算売却口数100,597=55,991口
・売却後評価額=直近の基準価額16,387円×55,991口=91,762円
概算売却口数は、複数回に分けて注文する場合に、保有口数以上の注文を防止するために算出しているとのこと。
また、残高の表記は、約定後に更新するので、注文金額通り約定した場合には、想定した金額分の売却となるとのこと。
つまり今回、直近の基準価額で売れた場合は、残高は予定通り10万円になるということです。
まとめ
マネックス証券で投資信託を一部売却すると、残高が想定以上に減って見えます。
ただそれは売却が完了するまで。注文が約定すれば、想定通りの残額になります。
理由が分かれば安心ですが、注文画面に分かりやすく記載してほしいですねー。